約 431,307 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/145.html
437 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 05 15 16 ID Ha9+hSRn0 [4/10] もしあや(もしも、スイーツショップにいたのがあやせだったら) 桐乃が選んだのは、落ち着いたたたずまいのケーキショップだった。 「いい雰囲気のお店でしょ?よくあやせたちと一緒に来るんだ」 「へえ・・・。ま、いい店なんだろうけどさ」 俺が周囲を見回そうとした、そのとき― 「あ、あれっ?桐乃?」 「「!?」」 俺たちは二人揃って硬直し、おそるおそる声のした方をみると― 「あはっ、やっぱり桐乃だ。どうしたの?それに、おに―」 「ちょっ、ちょっと待って、あやせ。こ、こいつ、あたしの彼氏だからっ!」 一瞬にして、あやせの表情が凍りつき、目から光彩が消えうせる。 これは、おまえのミスだな、桐乃。それと、いくらなんでも、こいつ、テンパリ過ぎだろ? い、いやまて!『あの件』の事を思い出すに、これは全殺し確定っすか? 「・・・彼氏・・・さん・・・ウソ・・・」 「ちょ、ちょっとまてごk―」 「そ、そうなのっ、ちょっと前から付き合い始めて・・・」 俺に肘鉄を入れつつ、桐乃はテンパって答え続けている。 痛てーよ、でもそれ以上に、『ウソ、ウソ、ウソ・・・』とつぶやき続けてるあやせたん、マジ怖えぇぇぇぇぇぇ。 「そ、それでねっ、これからはっ、京介って呼んでくれるとあたしも嬉しい・・・かな?」 「桐乃・・・ウソ・・・だよね?これは冗談で、私を驚かせてるだけなんだよね・・・?」 「違うのあやせ、あたしたち、本当に付き合ってるの。」 さっきまでと違い、桐乃は臆する事も、焦ることも無く、落ち着いて、あやせに言い聞かせている。 「桐乃・・・本当に、本当なの・・・?」 「うん、本当。あたし、こいつのこと・・・好きなの。」 ま・・・マジかよ!?こいつ、本当に俺の事好きなの!? 「い、いや・・・まーな」 照れまくりながら後頭部に手をやると、桐乃が無言で肘鉄を入れてきた。 つ、つまり、調子に乗るな、演技だって事ですねっ・・・。 「桐乃の気持ちは・・・分かった・・・。」 やれやれ、とりあえずは何とか落ち着いてくれたようだ。 438 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 05 16 42 ID Ha9+hSRn0 [5/10] 「あやせ、それでね、今あたしたちデート中で―」 「ウソっ!・・・ダメっ!そんなの認められないっ!」 「な、何言ってんのアンタ?さっき、分かったって・・・。」 「桐乃の、桐乃の気持ちは分かったの、分かったつもり・・・。でも、相手が、こんな変態なんて嫌っ!」 ちょ、変態って、いくらなんでも酷くね!? 「あ、あやせ、落ち着いてっ。それに、あたしはこいつが変態でも好きなんだし。」 こいつも、俺が変態だって言ってね?いくらなんでも『彼氏』にそれって酷くね? 「桐乃には絶対につりあわないっ!それにっ、全っ然デートっぽくないっ!」 「そ、そんなことないよ。いまだって―」 と、桐乃の視線がメニューに落ちる。 「こ、このパフェを、ふ、二人で食べようか~って、言ってたトコだし。」 マ・・・マジかよ、このパフェってカップル専用の、無茶苦茶恥ずかしい奴じゃないか! 「き、桐―」 目が笑ってない、目が笑ってないよ。ここで否定すれば俺は死ぬ。 「そ、そうとも、俺たち二人は愛し合ってるからなっ!」 もう、やけくそだ。隣で桐乃が息を飲んだ気がするが、気にするものかっ! 「すみません、このカップルパフェってやつ一つ・・・と、あやせは?」 「結構です。『京介』、さん。じっくり、カップルぶりを、拝見させて、頂きますね。」 ・・・こ、殺される!、こっちのルートもバッドエンドかよっ。何でこんな時にクイックロードできないんだ!?。 カップルパフェが運ばれてくるまでの短い時間、俺たちは牢獄に囚われていた。無論、看守はマイエンジェルあやせたん。 桐乃はたまに、「き、今日はどうしたの?」とか話のきっかけを作ろうとしていたが、 あやせは「別に。」「私の勝手です。」などと、とても会話の出来る状態じゃない。 しかし、おまえ、人の彼女になんつー態度だよ?いや、妹に。 「おまたせしました~。カップルパフェお一つですね。ええと・・・」 「あ、あたしとっ!、そのっ、彼氏とで食べますっ!」 おまえっ、なんて声出しやがる。店員さんびっくりしてるじゃねーか!? 「こ、こちらですね。それではこちら伝票になりますね。」 店員さんがそそくさと立ち去った後、残されたのは、巨大な悪魔だった。 「き、京介っ、それじゃ、たべっ、一緒にっ、食べよっ!?」 桐乃が目をひくつかせながら睨んでくる。拒否権は・・・無いっすよね。 「あ、ああ、そ、それじゃ食べるぞっ!」 俺たちは、あやせの目を気にしつつ、巨大な悪魔に挑んでいった。 だが、この悪魔、かなりの難敵だった。だって、しょうがないじゃん? 元々パフェとか食べないし、こいつの食べるペースと違うものだから、つい、スプーンが触れそうになってしまう。 「そ、そのプリン、なんであんたが食べるのっ!」 「まだ半分しか食べてないじゃねーか!」 「あ、あんたの食べかけとかっ、食べられるわけないじゃないっ!」 「こ、このパフェの意義を否定してんじゃねー!」 「い、意義とか、マジキモッ!。」 「おまっ、そもそも、食べるっていいだしたのは―」 「あ、それっ、そのさくらんぼ!あたしが食べようとしてたのにっ!」 「待て!そんな事分かるわけねーだろうがよ!」 「やっぱり・・・不自然・・・(ボソッ)」 挙句にこの有様だもんな!やっぱ、彼女とでもこんなもん注文すべきじゃなかったな!・・・妹となら、言うまでも無いな! 439 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 05 17 38 ID Ha9+hSRn0 [6/10] あの巨大な悪魔をなんとか打ち倒し(しおり並みの強敵だったぜ!)、俺たちは一息ついている。 「桐乃、『京介さん』と仲の良い所は見せてもらったよ・・・」 「そ、それじゃあ―」 「でもね、仲良しなだけ。カップルらしくないよ?」 訂正。『俺と桐乃は』一息ついてい『た』。 「そ、そんな事言われたって、ただの食事じゃん・・・」 「『ただの』?ううん、その前から二人とも、全然カップルらしいとこが見えないよ?ウソ、ウソでしょっ、ウソなんだよね!」 ひぃっ・・・おっかねぇ・・・よく、こんなヤツと友達でいられるもんだよな、桐乃は・・・。 「ウソじゃないっ!・・・どうすれば、どうすれば認めてくれるっていうのよっ!」 俺は無意識のうちに、桐乃の手を握り締めていた。 表面上、気丈に振舞うこいつだが、本当は守ってやらないといけない、か弱い部分があることを、俺は知っている。 「カップルなら・・・本当に好きなら、言えるよね?ほんとの事。どんなに相手の事が好きかって。」 このクソアマ、ここまで俺の彼女を追い詰めるか?ここは俺が― 「言えるよ。あたしが京介を好きな理由、好きな所、どれくらい好きかって。」 お、おま・・・何を言うつもり― 「あたしは子供の頃ブラコンで、大好きなお兄ちゃんの後ばかり追っていて・・・、 でも、兄貴が大きくなって、あたしの事ほとんど見てくれなくなって、こんなやつ大嫌いって思ったの。 でも、大嫌いなのに気になって、嫌いなら無視しないとって、すごく苦しかったんだもん。 苦しい理由も全然わかんなくて、でも、エロゲーやってるときは苦しさを忘れられて、そのうち、兄貴に相談する機会が出来て・・・ そしたら気づいたのっ・・・ ああ、この人は、あたしの事必死に守ろうとしてくれてるんだって。これまでも、見守ってくれてたんだってっ! 世間体も、趣味も、友達も、あたしの小説も、あたしの気持ちもっ!。 見返りも無いのに、体張って・・・ 親には殴られて、友達には罵倒されて、大人相手にも立ち向かって、『たかが』ゲームのためでも秋葉から自転車で帰ってきてっ!」 ・・・支離滅裂な言葉の全てから、桐乃の気持ちが痛いほど伝わってくる。 違うんだ、桐乃、俺、そんな大層な人間じゃないよ・・・ 「あたしのわがままにも、いつも付き合ってくれてっ! アニメも、エロゲもっ、取材もっ、オフ会だって付いてきてくれたっ!今日のデートだってっ・・・ それに、あたらしいものも、たくさんくれた。 あたらしい友達も、限定フィギュアもっ、たくさんの楽しい思いでもっ、少しの苦い思いでもっ・・・ それにっ、こんなにも人を好きになる気持ちもっ!・・・(ック)・・・」 ごめんな、桐乃・・・俺は、『兄貴』失格みたいだ・・・ 「それに・・・(グスッ)・・・それにっ・・・! あたしの事、こんなにも必要としてくれて・・・っ! あたしがいないと・・・死ぬかもしれないなんて・・・(ヒック)・・・ ・・・反則じゃん・・・(グスッ)・・・ こんなこと言われたら、『兄貴』って分かっていても、好きに・・・大好きになっちゃうよぉ・・・ぅ・・・ぅっ・・・」 桐乃の顔は、涙が溢れてグシャグシャで、とても人様に見せられたもんじゃない。 そう、俺の―――俺が見てやらないといけないんだ。 440 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 05 18 47 ID Ha9+hSRn0 [7/10] 「桐乃・・・お兄さんの事、そんなに・・・でも―」 「『でも』じゃねえ」 「俺はここ最近まで、妹のことが大嫌れーだった。生意気で、俺の事馬鹿にして、ってゆーか完璧に無視してっ! ガキのくせに髪染めるわ、化粧をするわ、ギャルみたいな口調をするわ、ピアスまでしてるわ、 その上、成績優秀、運動神経万能、スタイル抜群。どんだけ完璧なんだよ!? 妹の人生相談が始まってからもな、この妹様は、俺の事を殴るわ蹴るわ、暴言を吐くわ、エロゲーやらせるわ、 挙句の果てに、俺をシスコン扱いしたり、あまつさえ、ロリコン扱いまでしたりな!全く可愛いところがねーんだよ!」 「お、お兄さん、何を―」 「でもな・・・これも、こんなところも全部含めて、桐乃なんだっ!俺が好きになってしまった女なんだっ!」 ついに、言ってしまったな・・・。本当に『兄貴』失格だ。 「あ・・・兄貴・・・」 「桐乃、おまえが『人生相談』してくるまで、俺、地味に、平凡に生きていこうって、思ってたんだ」 「うん・・・知ってる・・・」 「でもな、おまえの『人生相談』を受けて、『兄を慕ってくる妹』じゃない、本当のおまえを知れば知るほど、 平凡じゃなくてもいいんだ、いや、もっとドラマチックな人生でいいんじゃないかって、考える事が出来るようになったんだ。 「うん・・・」 「でも、それはオマケみたいなもんで、本当は、そんなドラマチックな人生を、いつも一生懸命に生きて、色んなもんに興味持って、好きになって、 それぞれに全力を尽くしてさ、そんなおまえの事をだんだん好きになってしまったんだ。 本当に、感謝してるんだぜ、おまえのおかげで、俺の人生には、楽しい事がふえたからよ・・・」 「うん・・・」 「それでな・・・俺はおまえとつりあう様な人間じゃないし、おまえの夢の邪魔をしたり、おまえの気持ちに今の今まで気が付かないくらい鈍感だったり、 おまえを傷つけても気がつかなかったり、おまえの都合も考えない、自分勝手な人間なんだ。」 「うん・・・鈍感・・・シスコン・・・」 「だからっ!自分勝手ついでに言わせてもらうぞっ! 俺は、この先も、おまえと一緒に、人生に楽しい事を積み重ねていきたいんだ。 桐乃。俺の・・・彼女になってくれないか? おまえと―」 急に目の前が桐乃の顔でさえぎられる。唇に暖かく、甘く、柔らかいものが触れている・・・ 自分の目と唇の感触を盛大に疑いながら、俺はこう想ったのさ。 俺の妹が、こんなに可愛いわけがない―――ってな。 441 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 05 20 41 ID Ha9+hSRn0 [8/10] 「はあ・・・もう、こんな多くの人たちの前で見せ付けるなんて・・・お兄さん達は本当に変態ですね!」 そして今、少し冷静になった俺達は、衆人観衆の中、最大限の羞恥心と戦っている所だ。 「ここまでされて、桐乃の気持ちを認めないとか、とても言えなくなっちゃいましたよ♪」 そ、そんなに嬉しそうに言わないでくれ・・・俺は今、恥ずかしさで死にそうなんだ・・・ 「まったくよ、こんな破廉恥な行為、あなたたち兄妹以外不可能でしょうね。」 「「黒猫っ!?」」 「拙者も聞いておりましたぞー、いやぁ~お熱いお熱い!」 黒猫の携帯から聞こえる声は・・・沙織っ!? 「な・・・なんでアンタたちがいるのよっ!」 全くだ。 「このビッチがあんな大声で騒いでいれば、誰だって気がつくでしょう?」 「それは分かった、だが、その携帯はなんだ・・・」 「いや、黒猫氏から、面白いものが聞こえるわよ、と、お誘いを受けた次第でござるよ?」 「他にも、ほら、周りを見なさい?これだけ多くの人が集まってくれたわよ。」 まわりを見渡せば、何故か知り合いばっかりがいる、麻奈美にロック・・・買い物の途中か?赤城兄妹・・・あいつらは・・・まぁ深くは追求するまい。 近くの席には、加奈子とブリジットちゃん・・・こいつらもいたのか・・・。・・・いつぞやのメイドさんまでいるな・・・。それに、桐乃の友達・・・か? 「も・・・もう、あたし、外歩けないよぅ・・・」 俺たちの恋人としての第一歩は、早速、黒歴史に封印したくなるほど惨憺たる物になってしまった。 だけど、これが俺たちの選択なのだろう。 ドラマチックに、一瞬一瞬を一生懸命生きて、失敗することもあるだろうけど、楽しい人生。 この人生を、二人で歩んでいける。 こんな可愛い彼女と一緒に。 「最悪っ、マジ最悪っ、アンタ、責任とりなさいよねっ!この先一生責任あるんだからねっ!」 訂正、やっぱり――― 俺の妹が、こんなに可愛いわけがない End. -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1856.html
489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 22 57 18.59 ID PTenrAn5O [3/3] 京介「今年の恵方は東北東らしいな」 桐乃「東北東っていうと…あっちだね」 京介「みたいだな」 桐乃「じゃあ、食べよっか」 桐乃「…で」 京介「ん? どうした?」 桐乃「あんたはどうしてこっちむいてるわけ? 恵方はあっちって言ったよね」 京介「言ったな」 桐乃「だったらあっち向かないとだめでしょ」 京介「そういうお前こそ」 桐乃「なによ」 京介「なんで俺の方むいてんだ? 恵方はあっちなんだろ?」 桐乃「べ、別にいいでしょ!」 京介「だったら俺も別にいいだろ。それに…」 桐乃「それに…なに?」 京介「俺の恵方はこっちだからな」 桐乃「……あっそ。…あたしの恵方だってこっちだし」 京介「なんだって?」 桐乃「な、なんでもない!」 京介「顔が赤いぞ」 桐乃「あ、あんただって超ニヤニヤしてんじゃん!」 ギャーギャー きっとこんな感じ ----
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1397.html
522 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 12 55 36.09 ID /s8YqnDc0 [6/7] きりりんカルタも京介カルタも読み手は本人にやらせたい 524 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 13 34 03.04 ID k/BSpXjt0 [7/9] 二人にカルタ対決をさせたい カルタを取ろうとして手が触れ合っちゃったりそれで顔を真っ赤にしちゃう二人が見たい しょうがないだろと言いつつ何度も手を触れ合わせればいい 528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 15 05 43.23 ID KmKzcmPCO [3/4] 沙織が読み手だと、合間合間に茶々をいれて 桐乃と京介を真っ赤にさせそうだな 530 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 15 29 21.10 ID ntFIFMhp0 [2/2] 524 528 のスレをみてこんな妄想が 沙織「いもうt・・」 桐乃「(これしかないよね!)はいっ!」 京介「(これだよな!・・よし・・!あ、桐乃がもう手を出し始めてる このまま勢いよくカルタを取ろうとしたら大事な桐乃の手を叩くことになるな・・・ そんなことしたら何言われるかわかったもんじゃないし、何より大事な桐乃の手だもんな! そーっと上から手を乗せるカンジだったら大丈夫だろ! 決して桐乃の手を触りたいからじゃなくて、公平な勝負だから諦めるわけにはいかないもんな! あくまでも仕方なくだからな、仕方なく!)」 ここまで0.3秒 京介「はい!(そっと桐乃の手の上に自分の手を乗せる)」 桐乃「あ・・・(///」 京介「おっと・・ワリっ ちぇっ、桐乃のほうが早かったなぁ」 京介「(桐乃の手やわっこくて気持ちいいな(//)」 桐乃「へ(/// べ、別にいいケド・・」 桐乃「(そんなこといいつつ、優しく手を乗せてくるとかなんなの?京介マジシスコン♪)」 京介「・・・(///」 桐乃「・・・(///」 沙織「あの~・・・」 京介・桐乃「ハッ!!!バッ(慌てて手を引っ込める)」 沙織「きりりん氏も京介氏もお顔を真っ赤にしながら手を重ねあって・・ラブラブですな~♪」 桐乃「べ、べつに京介の手が気持ちよかったわけじゃないし!」 京介「べ、べつに桐乃の手が気持ちよかったわけじゃ・・!」 京介・桐乃「あ・・・(///」 沙織「つ、次いきますぞ~」 沙織「(ヤレヤレ、突っ込みどころ満載のお二人ですな~w 拙者はカルタが終わるまで退屈しなくてすみそうですな、ニンニン♪)」 533 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 16 39 39.12 ID yw9b2hFs0 [4/8] 522 京介「お」 桐乃「はい!」 京介「れの妹がこんなに可愛いわけがない」 京介「お」 桐乃「はい!」 京介「れの妹の方が、おまえの妹よりずっと可愛いっつーの」 京介「お」 桐乃「はい!」 京介「れ、死ぬかもしれない」 京介「お」 桐乃「はい!」 京介「れは妹が大好きだ」 京介「……どうしておまえは一文字目で全部わかるんだ?」 桐乃「な、なんとなくかな?」 534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/02/19(日) 17 02 24.03 ID +0STvQUb0 やばい、俺の頭はコジマに汚染されたみたいだ 530の続き ※きりりんカルタと京介カルタがまじってる設定です 沙織「いきますぞ~、次はあ・・」 京介「(ふふふ、「あ」はずっと俺が狙いをつけてたから余裕だぜ!シスコンマスターを舐めるな!)」 桐乃「(あ・・あ・・、あ、京介の近くにあるけど手届くかな?まぁ、先に取れないかもダケド、 あきらめちゃだめだよね?京介の手にも触れるし・・ ちょ、なに考えてるのあたし! 別に京介の手が気持よくてまた触りたくなったとかじゃなくて、あくまでも勝負のためだから! あたしには諦めるとかそんなのはムリだし!そう、あくまでも勝負だからね!)」 京介・桐乃「はいっ!」 桐乃「う、うわ・・!(遠いところに手を伸ばそうとして倒れそうになる桐乃)」 京介「あぶねぇ! (ダッ!」 ギュッ 京介「ふぅ・・桐乃、大丈夫か?」 桐乃「だ、大丈夫 ありがとね、兄貴・・(///」 京介「お、おう・・(///」 桐乃「・・・(///」 京介「・・・(桐乃いい匂いだなぁ、なんかこのままずっと抱きしめていたいな)(///」ギュ~ 桐乃「・・・(そういえばなんでこんなことになってるんだっけ・・ まぁ、いっか、 京介が抱きしめてくれてるんだし)(///」 30分後 京介「・・・(あれ?何か忘れてるような・・・)」 桐乃「・・・(すっごい幸せな気分ダケド、何か忘れてないっけ?)」 沙織「・・・バタッ」 京介・桐乃「さ、沙織~!」 沙織「・・・(拙者さすがにもう無理でござる~!)」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1685.html
691 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/12(金) 17 34 40.26 ID elDneF+RO (パンの日ということで) 京介「ふぁあおはよー…ってなんだこのパンの山?」 佳乃「いえね、今日はパンの日だって言うんで、近所のパン屋さんが安売りをしてたのよ。それでつい買い過ぎちゃった」 京介「にしたってすげー量だな…んで?これが朝飯?」 桐乃「文句あんなら食べなきゃいいじゃん」 京介「んなこと言ってねーだろ。一々絡んでくんなよ」 桐乃「はぁ?絡んでないし。自意識過剰乙」 京介「お前な…」 佳乃「はいはい朝から喧嘩しない。ほら食べましょ。いただきまーす」 京介・桐乃「…いただきます」 モグモグ。 京介「…お。意外に美味いな」 佳乃「でしょ?最近できたお店なのよ」 京介「へえ。このホットドックなんてマジ美味い」 桐乃「へえ(パク)」 佳乃「!?」 桐乃「あ、ホントに美味しい」 京介「だろ?お前のは?」 桐乃「ん」 京介「はいよ(パク)うわ甘いな。生クリームぎっしり」 佳乃「…」 桐乃「あ。あんた口の横にクリームついてる(ペロ)」 京介「おおサンキュ。あれ?お前もケチャップついてるぞ(ペロペロ)」 桐乃「きゃははくすぐったいよ」 京介「ほら動くなって」 佳乃「…お父さん」 大介「ほっときなさい」 ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/782.html
636 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 16 23 19.98 ID GVFdz8OAP [3/9] 633 こうか 桐乃「ただいまー。さてっと、今日はもうこの後何もやることないし、目一杯エロゲやろーっと!いひひ」 トットット ←階段を上る音 カチャン ←鍵を開ける音 桐乃「ただいま。まずは着替えないとねって……!?」 桐乃「な、なんか布団がもっこりしてる!? だ、誰かいるの!? で、でも鍵はかかってたし……もしかして泥棒!? うぐぐ……こ、怖いけど、確かめないとだめだよね……よし!」 バサァ! ←布団をめくり上げる音 京介「スピー……スピー……」 桐乃「……………………」 ドゲシッ! 京介「ごはぁ!? な、なんだ!? だ、誰だこんな乱暴なことしやがるのは!?」 桐乃「あんた……」 京介「げ、き、桐乃さん? い、いつお帰りで……?」 桐乃「いまさっき」 京介「そ、そうっすか」 桐乃「…………」 京介「……ハハハ、それじゃあ俺はこの辺で」 ガシィ! 桐乃「逃がすと思ってんの?」 京介「ですよねー……」 桐乃「あ、あんたねえ! 確かに! あんたにはあたしの部屋の合鍵渡したケド! こんな風に使っていいなんてあたし言った!?」 京介「言ってません!」 桐乃「じゃあ何でこんなことしてんのよ!? ことと次第によっては合鍵没収するかんね!」 京介「いや、つい桐乃の匂いが恋しくなってな」 桐乃「……それで?」 京介「少しだけ堪能してから帰ろうと思ったら、いつの間にか寝てたみたいだ」 桐乃「あ、あ、あ、あんたねえ! そんなこと程度の為にわざわざあたしの部屋に勝手に入んないでよ!」 京介「わ、悪気はなかったんだ! だ、だから鍵の没収だけは!」 桐乃「それに、そんなのあたしが帰ってくればいくらでも……」 京介「桐乃?」 桐乃「……ねえ、あんたは、ベッドからあたしの匂いかぐのと、あたしから直接かぐの、どっちがいい?」 京介「そ、それは……」 桐乃「今ならお父さんもお母さんもいないし……いいよ?」 京介「」 あとは任せた! -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/708.html
423 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2011/05/18(水) 16 22 38.86 ID auP8dkwG0 桐乃との距離は縮まったと思ってたんだが、 正直、意識しすぎて家に居る時はあまり会話も続かない。 「黒いのの言い成りって、あり得なくない?彼女の為にデートプランぐらい自分から考えなさいよ」 「俺はそれが黒猫の為に一番良い選択だと思ってんだよ」 「夜景の見えるレストランとか、記念にアクセ買ってあげるとか考えなれ無いわけ」 「黒猫は誰かと違って俺の財布のことも考えてくれる、可愛い彼女だったんだよ」 「ねえ、それあたしへの当て付け」 「あのな、普通の高校生はお前みたいに金持ってないんだよ」 「普通って、マジキモイ、どうせ黒いのとの、エロイベントばかり考えてたくせに」 「ああそうだよ、それが健康な男子高校生だ、悪いか!」 「!!!!!、キモ、こっち見んな!」 と、バカップルが、元カノを問い詰められた様な会話から、冷戦状態3日過ぎた所だ。 俺は真奈美との何時もと変わらない下校中、 俺の人生を引っくり返す桐乃からの電話が鳴った。 桐乃サイド----------------------------------- バカ兄貴、妹のピンチに呼びリン5回って遅くない 「もしもし兄貴、今どこ?家の庭に中年の男の人が立ってて、家の中覗いてるの、 今、家に私一人だし、早く帰って来て。」 やっと出た、兄貴ヘルプ! 「まじで!、で、戸締りはどうなってる?親父には電話したのか?」 「そ、そうだね、お父さんに今電話する。」 父さん警察なんだし、何で兄貴から電話してんだろう? 「おう、学校出た所だから急いで帰るから…京ちゃんどうかしたの~…ピッ」 地味子と一緒って、何やってんのバカ兄貴 電話を切った私は台所のカウンターに身を隠してまだ庭に居る男の様子を伺った 中年の男は必要に室内を覗き込んでいる。 マジやばいって、鍵閉めて無い窓とか無いよね、泥棒かな? マジロリコン?! 読モって変態とか家に来ちゃうの? 兄貴たすけて、京介、京介おそいって、涙出てきた、 ……お父さんに電話しなくちゃ。 京介サイド----------------------------------- 心臓が飛び出しそうだが走るしかないだろ、 家がこんな遠いなんて知らなかった、 桐乃無事かな、泥棒がロリコンだったら最悪だ、 ロリコンじゃ無くたって、あんな可愛いんだ、ヤバイだろ おっぱとか触っちゃうのか、俺も1回しか触って無いのに でもってその後は、ああぁぁ~~~~~~~~~~~ その泥棒殺す、絶対殺す!!!!!!!! 俺はさらに加速した。 ------------省略---------------------- 泥棒と俺の間に親父が割って入る、なに? 桐乃は俺の後ろに駆け寄ってきた。 「京介、この方はお前のお父さんだ」 「「へ…」」 「お前のお父さんは、わしの尊敬する先輩で秘密任務でインターポールで働いてらっしゃる」 「「い…」」 庭で窓の中覗いて、高校生に捕まってしまう秘密警察って…… 「と、言うわけで、お前もうすうす感付いて居たと思うが、お前はわしの本当の子供では無い!」 「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」」 その夜は久々に寿司なんか取って、親父はリビングで旧友と酒を酌み交わし、 俺と桐乃も同席して本当の親父と話をした、俺の顔と今の家族を見たかったらしい 桐乃は俺の本当の親父にやたら愛想良く話してたっけ。 海外に帰る俺の本当の親父が乗るタクシーを見送り しばらくして、桐乃が俺の部屋にやって来た 「兄貴、さっきは有難う」 「つか、相手は無抵抗だったしな」 「私の王子様はまた、飛んできてくれた」 ヤバイ、顔が熱い、言葉が出ない 「本当の…お父さんの子供じゃ無いって聞いて…ショックだった?」 その事はずっと考えていた… 「ま、それでも俺はこの家の家族だし」 「私はいつまでも妹?」 「!!!!!!!!!」 しばしの沈黙のあと桐乃は部屋から出てゆく 「健康な男子高校生くん、宜しくね。」 なにが? -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1114.html
711 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/18(日) 23 35 43.16 ID 1oHCYGML0 [5/5] 550 ツン100%の壁を突破した京介が見てみたくて 寝てる脳みそと眠い目をこすりつつ妄想ってみたw 短いのでお口直しにでもどうぞ… SS悟りを開いた京介さんはきっとこうなる(例 「ねえ、あんたってマジキモイシスコンだよね」 「そうか?まあそんなに褒めるなよ」 「褒めてないっつーの!キモすぎだって…マジしねっての」 「はは。じゃあ桐乃の横にクッション置いてくれよ」 「何言ってんだか…この超シスコン頭おかしいんじゃない?」 「んで、今日はこのエロゲ一緒にやれってか?」 「ふん!大体あんたにこのゲームの良さがわかってんの?」 「…っと、じゃ、今日は俺が選択肢選んでやるよ」 「たった1ルートクリアで分かるわけないじゃん」 「へいへい。今日は朝まで一緒にいてやるよ。つか親父たちって明日まで旅行だったな」 「全クリしないとこのゲームの良さわかんないんだから!」 「分かってるっての。んで昼飯は、また渋谷のスイーツショップでもいくか?」 「…ちょっと洒落たお店知ったくらいでいい気になんなっての」 「帰りに2人用のクッションでも買ってくか。明日の朝までだからな?」 「あんたがノロノロしてたら終わるものも終わんないし」 「つかまだ風呂入ってねーな。帰ったら先風呂入るわ」 「もうあんたの服、匂いきつすぎるって…マジ最悪」 「俺の下着って桐乃の部屋のタンスのどこに入れてたっけな?」 「あんたの汚い下着なんて見たくないし、一番下しかありえない!」 「そういやそのリング…いつもつけてくれてるんだな」 「あんたが超キモイシスコンなせいで抜けないっての、あたしの超細くてキレイな指に傷入ったら死刑だかんね!」 「大学に入ったら2人で暮らせる部屋探すかな…」 723 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/18(日) 23 48 43.18 ID t4P7pr1F0 [9/9] 711 悟りすぎわらた キリリンガル入れてみたいなこれ 728 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 00 10 51.82 ID QpPJMei/0 [1/6] 723 俺なりに訳してみた。 桐乃「ねえ、あんたってマジキモイシスコンだよね」 桐乃(あんたって格好良くて、あたしのことを想ってくれて最高だよね) 京介「そうか?まあそんなに褒めるなよ」 桐乃「褒めてないっつーの!キモすぎだって…マジしねっての」 桐乃(伝えたいこと分かってくれてありがとね。嬉しいよ…これからもよろしくね) 京介「はは。じゃあ桐乃の横にクッション置いてくれよ」 桐乃「何言ってんだか…この超シスコン頭おかしいんじゃない?」 桐乃(うう…ちゃんとあたしのしたいこと分かってくれるんだ…) 京介「んで、今日はこのエロゲ一緒にやれってか?」 桐乃「ふん!大体あんたにこのゲームの良さがわかってんの?」 桐乃(あたしと心と気持ちを共有して、あたしを攻略してね) 京介「…っと、じゃ、今日は俺が選択肢選んでやるよ」 桐乃「たった1ルートクリアで分かるわけないじゃん」 桐乃(1ルートじゃ分からないから、ちゃんと全部クリアしてね) 京介「へいへい。今日は朝まで一緒にいてやるよ。つか親父たちって明日まで旅行だったな」 桐乃「全クリしないとこのゲームの良さわかんないんだから!」 桐乃(全クリするまで、朝まで一緒にいてね) 京介「分かってるっての。んで昼飯は、また渋谷のスイーツショップでもいくか?」 桐乃「…ちょっと洒落たお店知ったくらいでいい気になんなっての」 桐乃(ちゃんと覚えていてくれたんだ…) 京介「帰りに2人用のクッションでも買ってくか。明日の朝までだからな?」 桐乃「あんたがノロノロしてたら終わるものも終わんないし」 桐乃(ゆっくりと見て回ろうね!) 京介「つかまだ風呂入ってねーな。帰ったら先風呂入るわ」 桐乃「もうあんたの服、匂いきつすぎるって…マジ最悪」 桐乃(あんたの下着良い匂いするよね。また貰って良い?) 京介「俺の下着って桐乃の部屋のタンスのどこに入れてたっけな?」 桐乃「あんたの汚い下着なんて見たくないし、一番下しかありえない!」 桐乃(一番下の取り出しやすいところにしまってるよ) 京介「そういやそのリング…いつもつけてくれてるんだな」 桐乃「あんたが超キモイシスコンなせいで抜けないっての、あたしの超細くてキレイな指に傷入ったら死刑だかんね!」 桐乃(あんたがくれた大切なリングだから…今度は左手の薬指に頂戴ね?) 京介「大学に入ったら2人で暮らせる部屋探すかな…」 735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 00 21 25.96 ID zyJ1p6/k0 [2/15] 728 乙 こういう訳もあるかもw 桐乃「ねえ、あんたってマジキモイシスコンだよね」 桐乃(ねえ、京介があたしを愛してくれるなんて信じられない) 京介「そうか?まあそんなに褒めるなよ」 京介(そうか?何度でも言うよ、『愛してる』) 桐乃「褒めてないっつーの!キモすぎだって…マジしねっての」 桐乃(そんな何度も言われると恥ずかしい・・・でも浮気したら殺すからね) 桐乃「たった1ルートクリアで分かるわけないじゃん」 桐乃(そんなこと言わないで、もっと一緒にいてよ) 京介「へいへい。今日は朝まで一緒にいてやるよ。つか親父たちって明日まで旅行だったな」 桐乃「全クリしないとこのゲームの良さわかんないんだから!」 桐乃(うん、朝までずっとこうしていられるね) -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1249.html
917 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 00 41 08.29 ID CbCWTSiTP 京介「く、エロゲーがこんなに難しいとは思わなかったぜ・・・・・・ 何だよエッチシーンで選択ミスったらバッドエンドって!」 桐乃「てかあんた、普通に選択肢選べばバッドエンドなんてまずいかないっつーの。 どんだけせっかちなのあんた?」 京介「う、うっせ! 俺は初心者なんだからしかたねえだろ!」 桐乃「バカじゃん。初心者とかそういうレベルですんでないんですケド?」 京介「むぐぐぐ・・・・」 桐乃「・・・はぁ、しかたないなぁ。ホントーはイヤだけど、超イヤだけどしかたない」 京介「あん? 何がしかたないってんだよ」 桐乃「練習するわよ。このままじゃあんたクリアできそうにないし」 京介「練習って、どうする気だ?」 桐乃「あたしで練習すればいいじゃん(真っ赤)」 京介「はあ!?」 桐乃「お、大きな声出すな! だってしかたないじゃん! まさか他の女襲わせるわけにはいかないでしょ? 地味子なんて論外だし!」 京介「いや、何でそこで麻奈実が出てくるんだよ!? というか問題はそこじゃねーー!!」 桐乃「い、いいでしょ別に! とにかく、練習するかんね! で、ま、まずはどうするつもり?」 京介「いや、どうするって言われてもだな・・・・・・」 桐乃「頭ナデナデ? ぎゅっとするだけの簡単なお仕事? それとも・・・」 桐乃「あたしと―――キスする?」 でででで電波ががががが もう寝ます。おやすみなさいZZZzzz・・・・・・ -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1227.html
221 名前:【SS】話は聞かせてもらったぞ!人類は滅亡する! 1/2[sage] 投稿日:2011/10/28(金) 19 33 05.89 ID 67KAEPhj0 [6/8] 桐乃「今日世界が滅びるんだって」 京介「は?」 桐乃「マヤ暦ってあるでしょ? あのノストラダムスの予言とかみたいに終末論で言われてるヤツ。 あれの最終日が2011年10月28日なんだって」 京介「な、なんだってー(棒) それは本当かキバヤシ!」 桐乃「2012年て説もあるけどね。 ねえ、もし今日が世界最後の日ならあんた何したい?」 京介「そうだな……やりたいことが多すぎて決められねえな」 桐乃「あんたってそうやって考えてるうちに一日終わっちゃいそうだよね」 京介「うるせぇ。そういうおまえはどうなんだよ」 桐乃「あたしは日々悔いのないように頑張ってるから特にしたいことはないかな。 まあ最後だから、みんなと集まってお話したり、カロリーを気にせずスィーツ食べたり。 あと、積みゲーしたまま死んだら成仏できないから、ちゃんと全部クリアしとかないと。 シスシスも最後にプレイしたいし……」 京介「なにが『悔いのないように頑張ってるから特にしたいことはないかな』だ。 やりたいことだらけじゃねえか」 桐乃「うっさい。何も決められないあんたよりマシだから」 京介「俺は決まったぜ」 桐乃「ふ~ん。何したいの?エロゲ?」 京介「ずっと桐乃と一緒にいる」 桐乃「へ?」 京介「一緒に他愛の無い事喋ったり、ご飯食べたり、ゲームしたり、お風呂入ったりする。 せっかくだから死んでも忘れないように、飯はお前の手作りがいいな。 おまえの隣にずっといて、それで世界が終わっても悔いなんかねえよ」 桐乃「さ、流石に生粋のシスコンだね。 ……一つ聞き捨てならないのがあったし」 京介「おまえだってブラコンだろ?」 桐乃「そ、そうかもだけど、あんたみたいに重度じゃないし! ……まぁ最後なんだし、一緒にいたいなら側にいるのくらいは許可してあげる」 京介「へいへい。 ……ありがとうな」 ・・・・・・夜・・・・・・ 京介「ん~! もうこんな時間か。部屋に戻った桐乃はもう寝たかね?」 京介(結局世界は滅びなかったな。 まあ、おかげで一日中ずっと一緒にいられたからいいんだけどよ。 さすがに風呂までは一緒じゃなかったけどな) 京介「……手作りの飯がいいは言い過ぎたよな。 おかげでリアルに世界滅亡風景を垣間見ることになったぜ」 コンコン 桐乃「ちょっといい?」 京介「いいぜ」 がちゃ 222 名前:【SS】話は聞かせてもらったぞ!人類は滅亡する! 2/2[sage] 投稿日:2011/10/28(金) 19 33 26.15 ID 67KAEPhj0 [7/8] 京介「どうしたんだ、桐乃? 枕なんか持ってきて……」 桐乃「…………」ボソ 京介「なんだって?」 桐乃「……たの」 京介「もっとはっきりと言ってくれ」 桐乃「だから!もし世界が終わっちゃったらどうしようとか考えてたら、怖くなって眠れなくなっちゃったの!」 京介「世界が終わるのが怖くなった? おまえが?」 桐乃「わ、悪い?」 京介「悪くはねえよ。むしろおまえにそんなところがあって可愛いと思うね」 桐乃「か、可愛いって……」カァァァ 京介「けどよ、それと枕と何の関係があるんだ?」 桐乃「その……」 京介「なんだ?」 桐乃「怖くて寝れないから、一緒に寝て欲しいんだけど……ダメ?」オズオズ 京介「もうマヤの予言の日は終わったんだろ? ならもう怖くないはずだろ?」 桐乃「はぁ……マヤってメキシコでしょ? 日本とは半日くらい時差があるからまだ終わってないじゃん」モゾモゾ 京介「そういやそうか」 桐乃「もっとグローバルに考えてよね」モゾモゾ 京介「……桐乃、そんなにモゾモゾ動くな」 桐乃「お、落ち着かないんだから仕方ないじゃん。 あんたのベッドが狭いのがいけないんでしょ? というか、もっとそっち行ってよ」モゾ 京介「これ以上向こうに行くと壁とベッドの隙間に落ちるんだよ。 ……ところで桐乃、一つ聞いていいか?」 桐乃「なに?」 京介「おまえ、世界が終わることを考えて、何が怖くなったんだ?」 桐乃「…………」 京介「言いたくなけりゃ別にいいけどよ」 桐乃「…………昼間さ、いつも悔いの無いように頑張ってるって言ったじゃん? あれ、ウソ」 京介「…………」 桐乃「毎日毎日できなかったこととか、素直になれなかったこととか、言えなかったこととか思い出して、 反省したり後悔したりしてる」 京介「…………」 桐乃「そのまま、素直になれないまま、伝えたいことも伝えられないまま、世界が終わっちゃうことを考えたら、 すごく怖くなっちゃったの」 京介「…………」 桐乃「たぶんさ、今日で世界が終わっちゃうとしても、あたし全然素直になれないと思うんだ。 本当にしたいこともできないまま、世界が終わっちゃう気がする」 京介「……それならどうするんだよ? ずっとそのままでいるつもりなのか?」 桐乃「まさか。こういうのは、時間をかけてゆっくりとやってかないとダメなの。 ……だから、これからもよろしくね」 京介「……ああ」 桐乃「…………」 京介「…………」 桐乃「…………ねえ、手を握ってもいい?」 京介「………………」キュッ 「おやすみ、京介」 「おやすみ、桐乃」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1044.html
342 名前:【SS】夏の終わり 1/3[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 19 35 17.57 ID 9B3u2Hnv0 [4/11] 「今日は一時くらいに寝るから。 一緒に寝たかったらそれくらいに来てね。 ノックするのは忘れないように!」 十時ごろ、夕飯を終えて受験勉強をしていた俺の元に現れた桐乃は、何時ものようにそう言った。 「おう、わかった」 桐乃の方を見ず、勉強を続けながら答える。 キョドらずドモらず答えられるとは、我ながら慣れたもんだ。 ・・・・・・勘違いしているやつがいるだろうから説明しておこう。 俺は別に好きで桐乃の部屋で毎晩寝てるわけじゃないんだぜ。 ことの始まりは今年の夏の始まり、あの酷暑が続いた夜のことだ。 あまりの暑さにぶっ倒れた親父に恐怖した桐乃は、お優しい事に俺がクーラーの効く桐乃の部屋で寝ることを許可してくれたのだ。 もっとも、俺が寝るのは桐乃の寝るベッドの上ではなく、床なんだがな。 そんなわけで一ヶ月以上の間、ほぼ毎日桐乃の部屋で眠ってるんだが、最近一つ疑問が浮かんでいてな。 いい機会だし、今から桐乃にそのことを質問しておくか。 「なあ、桐乃」 振り返ると、桐乃は自分の部屋には戻らず、俺のベッドの上でくつろぎ始めていた。 「なに?」 『数学探偵 コナンジェント』を読みながら桐乃が答える。 「俺っていつまでおまえの部屋で寝ていいの?」 桐乃は漫画に向けていた目線を俺に代え、 「夏が終わるまでじゃないの?」 まあそうだよな。 もともと暑いから桐乃の部屋に避難してたんだしよ。 「それとも、何? 夏が終わった後もずっとあたしの部屋で寝起きしたいの?」 桐乃は漫画を横に置き、俺の枕を抱きしめると上目遣いにそう言った。 バカ野郎。そんな表情されると、 『あたしの部屋の方が快適なんだからあたしの部屋で寝たいんでしょ?』 じゃなくて、 『ずっとあたしといたくて、それどころかあたしと一緒に寝たいんだ・・・・・・』 って言ってるように聞こえちまうじゃねえか。 「そうじゃなくてよ、俺が桐乃の部屋で寝てるのは避暑のためだろ?」 「うん。そうだったよね」 「ならさ、昨日とか一昨日とか、暑くなかったし桐乃の部屋に行く必要はなかったって思ってな」 「あ」 343 名前:【SS】夏の終わり 2/3[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 19 35 43.54 ID 9B3u2Hnv0 [5/11] 昨日の夜も一昨日の夜も暑くなかった。むしろ寒かった。 しかし桐乃の部屋で眠るのに慣れちまった俺は、特に疑問も持たずに桐乃の部屋に行って眠っちまったんだよな。 「でも、あたしの部屋で寝たおかげで暖かく寝れたじゃん。 その・・・・・・二人で抱き合ったおかげで、さ。 一人だと寒かったと思うよ?」 俺が桐乃の部屋で寝ていると、いつの間にか桐乃が俺の布団に潜り込んでいる事がある。 初めは目を覚ました桐乃に『なんであんたが隣で寝てるの!?』とボコスカ殴られていたんだが、しばらくしたら桐乃も慣れたのか、 俺も桐乃もほとんど慌てなくなっていた。 まあ、相変わらず俺の隣で寝た日の翌日は、顔を真っ赤にしてチラチラと俺の方を恥ずかしそうに見るんだがな。 最近だと電気を消してすぐに『寒い』とか言って潜り込んできて、俺を抱き枕か湯たんぽの変わりにするまでにずうずうしくなりやがった。 まあ、おかげで俺も桐乃の温かさを堪能できて、ぐっすり眠れるからいいんだけどよ。 だから桐乃のセリフも確かに一理ある。確かに一理あるんだが・・・・・・ 「布団を重ねればよかっただけだよな」 「・・・・・・あ」 そう。冬の雪山というわけじゃないんだし、何も抱き合って眠る必要はなかったんだよな。 もっとも、俺が気がついたのも今日の朝だったんだけどよ。 桐乃は自分が恥ずかしい事をしていた事に気がついたからか、顔をゆでだこの様に真っ赤に染めている。 「だからよ、涼しい夜にはおまえの部屋に行かない方がいいか? 桐乃も俺がお前の部屋で寝るのは嫌だろ?」 桐乃は俺のことを嫌いだと言っていた。 桐乃が受験生の俺に気を利かせてくれただけで、本来なら俺と一緒の部屋で寝るのは嫌なはずだ。 「なにそれ。 ・・・・・・あんたはあたしと一緒にいたくないんだ」 桐乃がさっきとはうって変わって不機嫌そうに言う。 「そういうわけじゃねえよ。 でもお前の部屋で寝る必要がねえなら、行かない方がいいだろ?」 俺だって桐乃の部屋で寝るのが嫌なわけじゃねえけどよ、桐乃が嫌がるならしかたねえだろうが。 俺は桐乃を自分より大事にしてるんだからよ。 そう考えた時、目の前に枕が飛んできた。 バシーンと枕が俺の顔に命中する。 「ちょ、桐乃!? 何しやがる!」 痛いわけじゃないが、びっくりしたぞ。 俺が枕をどけて桐乃を見ると、桐乃は不機嫌そうに俺を睨みつけていた。 「ふん。 来たくないなら来なくていいよ」 桐乃はそれだけ言うと、さっさと俺の部屋から出て行ってしまった。 「なんなんだよ、一体・・・・・・」 俺はおまえの事を思って言っただけじゃねえか。 桐乃の匂いが残る枕を抱きしめながら、俺は桐乃が怒った理由について考え始めた。 344 名前:【SS】夏の終わり 3/3[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 19 36 08.03 ID 9B3u2Hnv0 [6/11] 午前一時。 そろそろ桐乃が寝る時刻だ。 今日はクーラーが必要なほど暑いわけではないから、桐乃の部屋で眠らなければいけない理由はない。 だが、なぜか俺は桐乃の部屋の前で思案を続けていた。 結局、何故桐乃が怒ったのかはわからなかった。 でもよ、桐乃を怒らせたのは俺なんだから、俺が責任を取って何とかしなきゃいけないだろう。 昔みたいに冷戦に突入するとは思えないが、二度と桐乃の部屋で寝れなくなるのも嫌だしな。 桐乃を宥めるためのいい考えは浮かばんが・・・・・・こうなったら出たとこ勝負だ。 俺は一つ息を大きく吸い、桐乃の部屋の扉を叩いた。 「・・・・・・なに?」 不機嫌そうな声が返ってくる。 「一緒に寝てもいいか?」 「・・・・・・今日は暑くないし、自分の部屋で寝れば?あたしの部屋もクーラーつけてないし」 まあそうなんだけどよ。 さて、なんて言おうかと考えた時、扉の向こうから声をかけられた。 「・・・・・・心配しなくても、暑い日にはちゃんと部屋に入れてあげるからさ。 それなら問題ないでしょ?」 桐乃はいまだに不機嫌なようだが、どうやらもう怒ってはいないようだった。 暑い日は一緒の部屋で寝てもいい、か。 確かにそれなら問題ない。 けどよ、それだけじゃあなんか納得いかないんだよ。 「今日一緒に寝るのはダメなのか?」 だから俺はそう尋ねてみた。 扉の向こうから、息を呑む気配が伝わる。 俺は続ける言葉を見つけられずにそのままでいると、桐乃から問いかけがあった。 「・・・・・・なんで? あたしの部屋で寝たい理由を言って」 理由か・・・・・・ 理由ならいくつも思いつく。 「お前の部屋だとな、よく眠れるんだよ。疲れも良く取れるし、いい夢だってたくさん見る。 でもな、そんなのとは関係なくて― おまえと一緒に寝たいんだよ。 それじゃあ駄目か?」 言った直後に自分の言葉を反芻してみて、顔が赤くなったのがわかる。 なんか、今、とてつもなく不味い事を言った気がする。 今のセリフをどう言い繕うかと考えていると、扉が開いた。 「・・・・・・バカじゃん」 顔を半分だけ覗かせながら、桐乃が言う。その顔は俺に負けず劣らず真っ赤だ。 『バカじゃん』ってことは、駄目ってことなのか? 俺は一瞬そう考えたが、 「なにボーっと突っ立ってんの?入ったら?」 「あ、ああ」 入りなれた部屋のはずなのに一歩を踏み出せずにいると、桐乃が俺の手をとって中に招き入れてくれた。 「・・・・・・あんたもさ、あたしにしてほしい事があったら遠慮なく言って。 なるべく考慮してあげるから」 俺の手を握ったまま一緒にベッドに座ると、桐乃はそっぽを向いて、恥ずかしそうにそう言った。 「そ、そうか」 つまり、今日は一緒の部屋で寝てもいい、一緒の部屋で寝たかったら、遠慮せずに言って、という事だろう。 「じゃあ、俺は布団を持ってくるから」 そう言い立ち上がろうとすると、桐乃が掴んだままの手を引いてそれを止めた。 「今日は特別に一緒のベッドで寝てもいいよ。 でも、枕は一つしかないから、あたしにはあんたの腕枕を貸してね?」 身体が一気に熱くなる。 これじゃあ、今日もクーラーが必要だ。 ----------